拠点・施設三井化学と伊藤製油は5日、インドのジャイアントアグロオーガニクス社との共同出資で、非可食植物由来のひまし油を主原料とした「バイオポリオール」の製造会社をインドに設立すると発表した。
合弁会社設立で、三井化学は石油由来のポリオールと同等のコスト競争力のある製品供給が可能となることから、日本、アジア6拠点のシステムハウスを通じ、自動車用途として販売拡大を目指す。
伊藤製油は、バイオポリオールとともに併産されるリシノレイン酸を活用し、ウレタンエラストマーなど既存の分野だけでなく、新規用途開拓を行うことで、ひまし油誘導体事業の拡大につなげる。
世界最大のひまし油メーカーであるジャイアントアグロオーガニクス社は、合弁会社にひまし油由来原料を供給することで、新たなひまし油誘導品分野を開拓し、ひまし油事業でのポジションを強化する。
世界のひまし油の8割を生産するインドで、独自の強みを持つ三井化学、伊藤製油、ジャイアントアグロオーガニクス社の3社が提携することにより、コスト競争力を持つバイオポリオールの安定供給体制を構築する。
 ■合弁会社の概要
 社名:バイタル・キャスター・ポリオール
 事業内容:バイオポリオールの製造
 所在地:インドグジャラート州
 出資比率(議決権ベース):ジャイアントアグロオーガニクス50%、三井化学40%、伊藤製油10%
 生産能力:バイオポリオール8000トン/年
 設立:2013年9月
 営業運転開始:2015年1月

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