川崎汽船、大型プラットフォーム・サプライ船が完成

ロジスティクス川崎汽船は30日、同社が95％出資する「Kライン・オフショアAS」社で保有・運航する、大型プラットフォーム・サプライ船（PSV）の第1船”ケーエル・ブレビックフィヨルド”が、STXヨーロッパ社のBrevik造船所（ノルウェー）で竣工したと発表した。同社グループとして初建造のオフショア支援船となる同船は、竣工後ブラジルへ向かい、ブラジル国営石油会社ペトロブラス社との最長8年間の傭船契約に投入される。

PSVは主に石油掘削リグへの資材供給、燃料輸送、作業員への飲料・食料輸送などに従事する船で、ケーエル・ブレビックフィヨルドはPSVとしては最大船型であり、ダイナミック・ポジショニング・システム（DPS）を搭載している。また、燃料タンクの二重船殻化を含めたクリーンデザインと呼ばれる環境性能の高い仕様で、バラスト水処理装置も搭載している。