
サービス・商品ロボット関連製品の開発・製造・販売を行うヴイストン(大阪市西淀川区)は17日、全方向移動が可能な研究開発用台車ロボット「メカナムローバーVer2.0」を31日から販売開始すると発表した。
同製品は、すでに発売している「メカナムローバーVer1.2」の後継機種となる4輪駆動の研究開発用台車ロボット。アルミフレームの高剛性なロボットとなっており、可搬重量は40キロ、最高速度は秒速1.3メートルを実現している。
4輪のメカナムホイールを駆動輪として使用しているため、前後方向の移動や旋回動作だけでなく、左右方向や斜め方向への平行移動が可能。さらに、各ホイールにサスペンションを装備したことで、1センチ程度の段差であれば各輪が確実に接地し、安定した走行を実現する。

▲(写真左)無線コントローラ(右)「ラズベリーパイ3B」搭載(オプション)
Wi-Fi・BLE・ブルートゥース・クラシックの3種の無線通信と、有線のUSBシリアル通信に対応。指定のコマンドを用いることで、PCやタブレットなどさまざまなデバイスから本体を制御することができる。
Wi-Fiまたは、USBシリアル通信を用いてROS(Robot Operating System)環境に接続することが可能。ROSのメッセージ通信に対応しているので、速度や旋回量の指令値を数行のコードでメカナムローバーに送信することができる。導入ドキュメントとサンプルプログラムが付属するため、「初心者」でもROS環境で制御システムを作成し、容易に動かすことができるという。価格は54万円(税込)。

■製品サイト
https://www.vstone.co.jp/









