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高速道路機構とNEXCO東

66トン超のトレーラー走行させた運送会社告発

2016年8月8日 (月)

事件・事故日本高速道路保有・債務返済機構(高速道路機構)と東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は8日、車両制限令で定められた一般的制限値を大幅に上回る66トン超の大型トレーラーを常磐自動車道で走行させたとして、連名でトレーラーの運転手と所属先の運送会社「コスモロード」(東京都墨田区)を埼玉県警高速隊に告発した。

(出所:東日本高速道路)

(出所:東日本高速道路)

NEXCO東日本の発表によると、トレーラーはことし2月23日、常磐自動車道下り線三郷本線料金所(埼玉県三郷市)で車両総重量66.35トンの大型トレーラーを通行させた。これは車両制限令で定める一般的制限値の25トンを41トン以上超える「極めて悪質な違反」だとして、県警に告発した。

今回告発した運送会社は、これまでも道路法違反が多く確認されており、高速道路機構とNEXCO東日本は違反の都度、高速道路からの退出などの措置命令、対面改善指導を行ったが、改善がみられず、今回の違反行為に至った。

これまでは、違反で重大交通事故を発生させたり、指導にもかかわらず違反を繰り返したりという常習違反者を告発対象としてきたが、昨年1月に国土交通省が「車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、その違反の事実をもって告発を行う」との実施方針を打ち出したことから、高速道路機構と高速道路6会社では、悪質違反者への厳罰化を図っている。