話題SBSホールディングスは13日、今年度の主なグループトピックスをまとめた。ことしからトライアルが始まった東京都の燃費評価制度に参加するなど事業の「質」を高める取り組みや、ASEAN地域の拠点整備を完了するなど国内外で積極的な事業エリアの拡大に注力するなど、質量両面で取り組んだ動きをピックアップした。詳細は次の通り。
 (1)シンガポールにアジア地域統括会社を設立(5月、SBSグループ)
 SBSホールディングスの100%子会社としてアジア地域を統括するSBSロジスティクスRHQ社をシンガポールに5月に設立し、海外事業の要とした。
 (2)子会社を再編し、経営体制を強化(7月、ティーエルロジコム)
 7月1日、経営体制強化を目的に日本貨物急送を存続会社とする伊豆貨物急送との合併、ティーエルトランスポートを存続会社とするティーエルサービスとの合併を実施。
 (3)東京都燃費評価制度で2社が評価受ける(8月、SBSグループ)
 CO2削減を目的に東京都が今年から始めた燃費評価制度に参加。日本レコードセンターが最高評価の3星、ティーエルロジコムが2星評価を獲得。
 (4)野田吉春物流センターが竣工(10月、ティーエルロジコム)
 10月1日、建設を進めていた野田吉春物流センターが完成し、竣工式を挙行。3PL事業の拡大に向けて1万坪規模の大型施設が新たに加わった。
 (5)ASEAN地域の拠点整備を完了(10月、SBSグループ)
 インドの子会社アトラスロジスティクスのシンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムの拠点に資本参加。社名もSBSアトラスロジスティクスに統一して、今年度のASEAN地域拠点整備を完了した。
 (6)フーズレック所沢センター増設、チルド全国共同配送拠点に(11月、フーズレック)
 11月21日、所沢営業所に延床面積1500坪の低温倉庫を増設し、同社初のチルド食品共配専用センターを設置、全国への共同配送拠点として稼働した。
 (7)東京証券取引所市場第二部に上場(12月、SBSグループ)
 12月14日、SBSグループの純粋持株会社SBSホールディングスが東京証券取引所市場第二部に上場する。
 (8)SBSグループ、25周年(12月、SBSグループ)
 1987年12月16日に業界で初めて即日配送の物流会社として設立して25年を迎える。